近年労働者の労働時間、特に残業時間の増加が社会的問題となっております。以前は中高年の中間管理職の残業時間が問題でしたが、若年層の労働時間も非常に増えてきており、若年層の労働者が過重労働からうつ病、自殺などに追い込まれるケースもあり、見過ごせない問題となってきています。勤怠管理は企業にとって非常に重要な要素になってきてます。勤怠管理の一番の方法としてはタイムカードです。
カードを打刻機に通すと、出社時間、退社時間がカードに打刻されます。社員は出社したら必ずカードを打刻機に通します。そして、一ヶ月経つとそのカードを総務部門が回収し、労働時間を算出します。そしてその時間が給与へと反映されるシステムです。
従来型のシステムでしたら、労働者の一ヶ月の労働時間がわかるのが翌月でした。今まではそれで問題ありませんでした。そもそもタイムカードは給与を支払うための労働時間の算出が目的でした。社員の労働時間の管理は新たな仕組みが必要でした。
その仕組みがオンライン型のタイムカードです。オンライン型のタイムカードとはネットワークで本社のコンピューターとつながったシステムになります。出社した時間、退社した時間に打刻機を通したら、ネットワークを通して本社のコンピュータにデータとして保管される仕組みになります。この方法ですと、労働者の日々の勤怠管理が可能になります。
タイムカードに打刻することはなくなりますが、その代わりに他のカードを機器に通すことになります。